穏やかな性格で人にも慣れやすいところがモルモットの魅力の一つ。
小さな子供とも仲良く暮らせる気立ての良さもモルモットならではですね!
そんなモルモットですが、鳴き声の違いで様々な感情表現をしていることはご存じでしょうか?
彼らの鳴き声は愛らしい小鳥のさえずりにもよく似て、とっても癒されますよね!
さて、今回はそんなモルモットの鳴き声の違いでどんな感情表現があるのかについて私の経験をもとに皆様へ解説していきます!
是非最後までお読みいただき、モルモットとのスキンシップに生かしていってくださいね!
モルモットの鳴き声の違いは?
はじめに。
モルモットの祖先はご存じでしょうか。
実はモルモットは原産が南米で「テンジクネズミ」の仲間です。
原種についてはいまだに不明で謎のベールに包まれているようです。
そんなモルモットですが、鳴き声によって色々な感情表現ができるのです!
では、早速どんな鳴き声があるのか見ていきましょう!
喉の奥を鳴らして低く「グルルルル….」
これは、「警戒」「恐怖」を表現しています。
何か見慣れぬ者が近づいてきた時、モルモットにとって、聞きなれない怪しい音がする時などに、「グルルルル..」と警戒して、喉を鳴らす時があります。
猫のように穏やかに「ルルルルル….」
これは、「心地よい」や「うれしい」という気持ちを表しています。
飼い主さんに上手に撫でてもらった時や、ご飯をもらって嬉しい時などに猫のように小さく喉を鳴らすこともあります。
スキンシップを取って撫でていると、コテンとなって落ち着いた様子を見せてくれる時はこちらもとっても癒されますね!
元気よく「プイプイプイ….」
これは、「要求」や「訴え」を表現しています。
エサやおやつが欲しい時、外に出して欲しい時、飼い主さんに遊んで欲しい時、元気よくプイプイ!と鳴くことがありますね。
なかには牧草の良い香りや、冷蔵庫の開け閉めの音、スーパーのビニール袋のガサガサという音に敏感に反応して、「それちょうだい!」と威勢よく鳴き出す子もいます。
うちのモルモットは特にそうですね 笑
ケージから顔を出して、「それちょうだい!」と言わんばかりのプイプイと鳴く姿はとても愛らしいですよね!
激しく高い「キュイーキュイー!」
これは、「興奮」や「威嚇」を表現しています。
怖い目にあった、嫌なことをされた、あるいはとても嬉しいことがあった時など、興奮状態にある時、サイレンのように甲高く鳴くことがあります。
喜怒哀楽、いずれの感情で鳴いているのかは、その時々のシチュエーションで見極めるようにしましょう!
うちの子は、定期的に爪を切るときにこの鳴き声をすることがあります。
誤って肉を切ってしまったんではないかと焦る時もあるのですが。。。
あとはモルモットはお風呂はあまり好きではないのですが、うちの子は定期的にお風呂に入れるようにしています。その時にもたまにこの鳴き声を出す時がありますね。
モルモットのボディーランゲージによる感情表現の違い!
上記の他にモルモットにもボディーランゲージによる様々な感情表現があります!
人間と共通項の多いモルモットにはどんなボディーランゲージがあるのでしょうか?
ここでは3つのボディーランゲージによる感情表現を解説していきます!
是非参考にして、モルモットとの仲を深めていってくださいね!
手をペロペロと舐める
まずは、1つ目。
これは、「喜び」や「感謝」を表しています。
撫でられて嬉しい時、気持ちが良い時、ご機嫌の良い時などに
可愛らしい下を出して、手をペロペロと丁寧に舐めてくれる時があります!
頭を使って力いっぱいグイ!と押し返す
これは、「不機嫌」や「怒り」を表現しています。
不機嫌な時に触ると、びっくりするような力で手を押し返してくる時があります。
こんな時はご機嫌ななめな時。そっとしておいてあげましょう!
私たちも何かあったとき時などはそっとしておいてほしい時があるように、モルモットにもやはりあるようです!
人間のように言葉が話せない分、こういった表現で伝えてくれることもあります。
スキンシップ中に首を傾けたり伸ばす
これは、「もっと撫でて」と表現しています。
飼い主さんに撫でてもらっている時、首を伸ばして不思議なポーズを取ることがあります。
そのあたりをいつもより少し念入りに撫でてあげると喜びます!
うちの子は、喉のあたりを優しくゆっくりと撫でられるのが好きなようで、しばらく撫でてているとおもちみたいにコテンと横になって気持ちよさそうに眠りかけるときもありますよ!
とても愛らしいです!
おすすめのモルモットの品種は?
ちなみに、モルモットの品種は様々ありますが、初めて飼う方には、イギリスで改良された短毛種の「イングリッシュ」がおすすめです。
カラーバリエーションも多く、入手もしやすく、被毛の手入れも難しくないため、初めての方にはとってもおすすめですよ
ちなみに私も初めてはイングリッシュでした!
その他には、以下の品種もありますので、簡単にご紹介しますね!
「アビシニアン」
イギリスで改良された巻毛種で被毛はかためでそう長くはなく、ボディにつむじのようなものがあり、カラーバリエーションも豊富。
「クレステッド」
直毛の短毛種で、頭頂部の一点のみに梵点のようなつむじのようなものがあるのがポイント。
「スキニー・ギニアピッグ」
その名の通り、毛のないブタのようなモルモットで、日本の市場に流通しているのはオスがほとんどで、被毛が少ないため、寒暖差に弱く、通年にわたり、温度管理が必要で、日頃から皮膚病の予防も欠かせません。
「ぺルビアン」
フランスで愛玩用として品種改良された長毛種で、やわらかで光沢のある長いストレートロングの被毛が特徴的で、この優雅で美しい被毛を保つためには、こまめなグルーミングと徹底したケージのお掃除が不可欠であるため、初任者には不向きです。
「シェルティ」
ふんわりと柔らかで艶やかな被毛をもつ長毛種で、背中や頭部の被毛より胸部の被毛の方が長いことが特徴で、美しい被毛を保つためにはグルーミングは欠かせないので、上記のペルビアン同様に初心者には不向きと言えます。
「ティディ」
アメリカで改良された短毛種で、密集して生えているモコモコとした弾力性のある短い縮れ毛が愛らしいですね。
「テッセル」
縮れた被毛を持つ長毛種で、1980年代にシェルティーなどを元にイギリスで作り出され、頭部のみ短毛で、全体的にゆるやかにウェーブのかかった長い縮れ毛が特徴的です。
いかがでしょうか。こうやって見ると、モルモットの品種も結構たくさんあるんだなと思いますね。
もちろん上記以外の品種もありますので、興味がある方は是非調べてみてくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
人間といくつか共通項を持っているモルモット。
人間のように言葉は話せませんが、モルモットは様々な鳴き声やボディーランゲージで飼い主さんに感情表現をしてくれていることを少しでもお伝え出来たら幸いです。
仲を深めていくことで、お互いにかけがえのない存在になれたらとっても素敵ですね!
今モルモットを飼っている方もそうでない方にも仲を深めるきっかけになればとても嬉しいです。
最後に。
モルモットの気持ちを育み、日頃から大切にお世話しましょう。
日頃は穏やかなモルモットたちですが、彼らにだって言いたいこと、して欲しくないことなどは実はたくさんあると思います。
そしてここでご紹介した一例以外にも、モルモットたちのたくさんの感情表現があると思います。
モルモットの動作や鳴き声から今どんな気持ちでいるのかを知り、そのときの気持ちを大切にしてあげたいものですね。
そうすればモルモットの飼い主さんに対する信頼度も愛情も、いままで以上にぐんとアップすることは間違いなしです!
私自身、初めてモルモットを家に迎え入れた日は、とても怯えていたのを覚えていますが、
少しずつ大切にお世話していくことで心を開いてくれました。きっと家族や恋人のように
慕ってくれはず。誰もが羨むような素敵な関係になれたらとても幸せな気持ちになりますね!
今日から是非生かしていってくださいね!
コメント